2019.10.06
お墓参りで乞食と出会った
父の命日でお墓参りに行った時の事。
お墓を掃除していると年齢が20歳過ぎたくらいの青年乞食が表れた。
ひげが伸びていて衣服は汚れていた。
肩に下げた袋はやはりボロボロで見るからに乞食だった。
理由は分からないが多分、お墓にあげたお供えで腹を満たしているのだろうと見た。
しかし、そのお墓は管理上、お供えをあげた場合は持ち帰るように注意されている。
私はお供えにと両親の好きな栗おこわと草餅をもっていた。
お墓にあげてから、彼に近づき、「おにいさん、この栗おこわと草餅を食べて頂戴」と言った。
遠くからだったので聞こえないのかと思い、大きな声で言いながら近づいた。
しかし、呼んでいる声が聞こえないようで反応がない。
そして近くについてやっと気が付いてくれた。
「これ食べて!」・・・無言。
手のひらを出すのかと思っていたが、手には鉄の円盤があり、それを出した。
まるで身を防護する盾のような鉄板だ。
まさか、石を投げられてる?
しばらくたって帰るとき、そのお兄さんがおこわを食べていたので私は「美味しいでしょう」と声をかけた。
しかし、私の方を見たが、無言・・・。
まあ、いいか。と思いながら帰宅した。
その夜、はた!と気が付いた。
彼は聞こえないのだ。しゃべれないのだ。
、、、
お墓を掃除していると年齢が20歳過ぎたくらいの青年乞食が表れた。
ひげが伸びていて衣服は汚れていた。
肩に下げた袋はやはりボロボロで見るからに乞食だった。
理由は分からないが多分、お墓にあげたお供えで腹を満たしているのだろうと見た。
しかし、そのお墓は管理上、お供えをあげた場合は持ち帰るように注意されている。
私はお供えにと両親の好きな栗おこわと草餅をもっていた。
お墓にあげてから、彼に近づき、「おにいさん、この栗おこわと草餅を食べて頂戴」と言った。
遠くからだったので聞こえないのかと思い、大きな声で言いながら近づいた。
しかし、呼んでいる声が聞こえないようで反応がない。
そして近くについてやっと気が付いてくれた。
「これ食べて!」・・・無言。
手のひらを出すのかと思っていたが、手には鉄の円盤があり、それを出した。
まるで身を防護する盾のような鉄板だ。
まさか、石を投げられてる?
しばらくたって帰るとき、そのお兄さんがおこわを食べていたので私は「美味しいでしょう」と声をかけた。
しかし、私の方を見たが、無言・・・。
まあ、いいか。と思いながら帰宅した。
その夜、はた!と気が付いた。
彼は聞こえないのだ。しゃべれないのだ。
、、、
いいね!
COMMENTコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してぐるっとママ横浜は一切の責任を負いません