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2019.06.01

支える側が支えられる/教える側が教えられる



6月1日・2日は毎年、横浜開港祭です。
その会場の臨港パークにあるパシフィコ横浜で講演を聞いてきた。

長崎在住の作家で24年間、アルツハイマー型認知症のお母様を介護された「藤川幸之助先生」です。

先生は24年間、介護する中でお母様から学んだ、
人を愛する事とは
親を介護するとは
死ぬとは
生命とは
生命が生命に寄り添い、認知症のお母様に育てられたと言っています。

アルツハイマーは日々、自分が忘れ始めていることを自覚しながら
自分と戦う。

始めの頃はベッドの傍らでヘッドホンをしてパソコンを開けて仕事をしていた。

ある日、それらすべてを外し、母の声に耳を傾けた。
そうすると、母の唸り声がいろいろあることを知った。

それから、母と向き合った。
周りは母がわからないと思って対応するが実はわかっている。
ただ、母の今が昔なだけで母にとってはそれが今。

・・・・

私の姑は今年、96歳になります。施設に入居して10年になります。

夫の事をあんちゃんと呼びます。
自分のお兄さんの事なのか、男二人兄弟の上なので夫を呼んでいるのか?
あんちゃんと呼ぶ。

そして、私の事は「ヨシコ」と呼ぶ。

私は結婚してから、嫁姑戦争で長らく戦ってきた。
姑は私の事が嫌いなんだと当初は思っていた。

しかし、晩年は私の事を大切にしてくれた。

夫の事はあんちゃん、
私の事はヨシコ。

私が施設から帰ろうとするといつも泣く。
すぐ忘れちゃうからと深く考えていなかったけれど、母は知っている。
又、一人になる事を。

認知症になると何もわかっていないと思うのは私が姑に向き合っていない証拠。
深く深く、考えさせられました。
母を大切にしないと。

藤川さんの講演会を聴くことが出来て本当に良かった。

 

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