2022.08.15
父が戦場から持ち帰った水筒
父は大正生まれで熊本にある陸軍士官学校出身の軍人です。
1945年8月15日終戦を迎えた後、父はシベリアに抑留され、その2年後に帰国しました。
聞くところによると帰国した父は体中シラミだらけだったそうです。その時に持ち帰ってきた一つにこの水筒があります。
弾痕は父の命を救ったそうです。
父は20年前に亡くなりましたが、生前は母と二人で靖国神社に参拝していました。私も何回か連れて行ってもらいました。
政治家が靖国神社を参拝し、他国から非難されている報道をじっと無言で見ていました。
年に一度の戦友会では夜遅くまで軍歌を歌い、涙しながらお仲間と杯を重ねていました。
そのような父は戦争について多くを語りませんでしたし、私たちも聴くことをしませんでした。
今になって思うと、それはとても残念な事だと思いました。父と膝を交えてお酒を酌み交わしながら、耳を傾けておけば良かったと。
今の平和な社会はあの時代の犠牲の上にあります。先人のその犠牲を無駄にしないためにも今私たちが出来るのは争いの無い社会づくりです。
ウクライナ侵攻、台湾情勢・・。戦争が好きな人がどこかにいる??仕掛けている!!
あの水筒が無かったら、私はこの世に生まれていない❢❢
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