2019.06.04
太田光さんのファンになった
この前の日曜日の朝のテレビ、サンジャポで太田さんの言葉に心惹かれた。
それは川崎で起きた無差別殺人について「死ぬなら一人で死ねばいい」の世論に対しての場面でしたが、太田さんは自らの体験を話してくれた。
「俺なんか、(犯人と)同じ50代ですけど、やっぱり高校生くらいのときに、あー、俺も何も感動できなくなったときがあったんですよ。物を食べても味もしない。そういうときにやっぱりこのまま死んでもいいんだっていうくらいまで行くんだけれども。そうなっちゃうと他人の命も・・・。自分がそうなら(死んでもいいとなるなら)他人の命も・・・。自分がそうなら、他人の命だって、そりゃあ、大切には思えないよね」
「たまたま美術館に行って、ピカソの絵を見たときになんか急に感動が戻ってきたの。何を見ても感動できなかったんだけど・・・。ピカソを理解できたってわけじゃないんだけど、そんときの俺は『ああ、こんな自由でいいんだ』と。『表現って・・・』」
「そこからいろいろなことに感動して、いろいろなものを好きになる。好きになるってことは結局、それに気づけた自分が好きになるってことで・・・。それっていうのは、人でも文学でも、映画でも、何でもいいんだと・・・。
そういうことに心を動かされた自分って、捨てたもんじゃないなって思うの。
生きている生物や人間たちの命もやっぱり、捨てたもんじゃないのだと」
「それが、つまり、俺は・・・そのすぐ近くにいると思うのは、ああいう彼のよう人がそこを今・・・いいや、そこを今、『自分って死んでもいい』と思っている人は、もうちょっと先にそれを見つける・・・。『すぐ近くにいるよ』ってことを知ってほしい、というか、そのきっかけさえあれば・・・と思うんだよね。すごい発見ができる。すごい近くにいると」
上智大学教授「水島宏明さん」インターネットからの抜粋です。
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