2024.10.16
ありーさん 024
小さいお父さん
私が生きる理由になってくれてありがとう。生きがいになってくれてありがとう。強いお母さんになれたよ。
3月生まれのお兄ちゃん。一番体が小さくてお友達と鬼ごっこして鬼になるとすぐ泣いちゃってたお兄ちゃん。いろんなことがゆっくりマイペースで時々というか常に心配だった。避難訓練の時もゆっくり靴を履いてたマイペースぶり。そこがいい所でもあるんだけどね。
なんでいつもお薬飲んでるの？たまに私に聞くよね。
まだ君たちには話してないけどお母さん病気があって障害者っていうのなんだ。
実はお父さんも同じ障害者なんだよ。お母さんは躁うつ病という病気を持っているんだ。お父さんと結婚して一年経った時に安心して妊娠できるようにお薬をだんだん減らしていったんだよ。
始めてから順調にお薬を減らせていけて減らした状態で少し時間を置いてから赤ちゃんを妊娠したんだよ。
初めての妊娠は戸惑うことばかりだったけど妊娠が分かった時は病院で思わずにやけちゃうくらい幸せを感じたのを鮮明に覚えてる。
陣痛は想像の100倍痛かったけど赤ちゃんに会えると思ってお母さん頑張った。
でも本当に大変なのは産まれてから。産後、ホルモンの関係で全く眠れなかった。赤ちゃんが泣いてるのを抱っこしてひたすらあやしてたら看護士さんが来てお腹が空いてるんですよとミルクをあげてくれた。お母さんは赤ちゃんがお腹空いて泣いてるって最初は全然分からなかったんだ。
母乳は出たけど一滴も赤ちゃんにはあげられなかった。妊娠には影響ないけれどお薬は減らした状態で飲み続けてたから。お母さんの母乳をあげたらお薬の成分が赤ちゃんに入ってしまうと先生に止められていたんだよ。
赤ちゃん産んですぐ分娩台で母乳を止める薬を飲んだのが印象的だったかな。
胸はパンパンに腫れて保冷剤で冷やすとちょっぴり痛みから解放されて常に胸を冷やしてた。
母乳止める薬を飲んでも母乳は完全には止まらなくて出てきちゃうからティッシュを何枚も重ねて胸にあててた。
産後は胸の痛みもあってほとんど眠れない入院生活だったのを覚えてる。
母乳は出るけどあげられない。みんな母乳なのにお母さん一人ミルクをあげてる。
歯がゆくて辛かった。
赤ちゃんは3610gで髪の毛がふさふさで会う人みんな大きいですねってびっくりしてたよ。でもお母さんにはとっても小さく感じて抱っこすると壊れそうな気がしてた。
赤ちゃんがしゃっくりしたのにびっくりしてお母さんナースコール押しちゃったんだよ。可笑しいでしょ？ナースコール押したのはそれが最初で最後。本当に何もかも初めてでおっかなびっくりだった。
やがて弟が産まれてお兄ちゃんになったね。
最初はヤキモチ妬いてたけど誰も何も教えてないのに弟のお世話して立派なお兄ちゃんになったね。
周りの人から兄弟仲良しですねって言われるの本当に嬉しいんだよ。
今ではお兄ちゃんは小さいお父さん。
次男もお兄ちゃんの言う事をお母さんよりもお父さんよりも聞く気がするよ。優しく語りかけて弟を諭してあげる優しいお兄ちゃん。
いつも頼りっぱなしだね。
たまにはお兄ちゃん休憩してお母さんに思いっきり甘えてね。
ずっと病気で不眠に悩んでいたけど赤ちゃん産んでから毎日くたくたで疲れてぐっすり眠れるようになった。
正直病気で苦しんだより、育児の方がはるかに大変だけれどお母さんにたくさんの元気をくれているよね。
今は育児に家事に仕事にとバタバタの毎日で夜は布団に入った途端に寝てる気がする。不眠なんて吹っ飛んじゃった。
でも忙しくてバタバタな毎日が生きてるってヒシヒシと体で感じるよ。
お母さんは君たちに生かされてる。私の存在に意味を与えてくれてありがとう。ずっとずっと私の光。
私が生きる理由になってくれてありがとう。生きがいになってくれてありがとう。強いお母さんになれたよ。
3月生まれのお兄ちゃん。一番体が小さくてお友達と鬼ごっこして鬼になるとすぐ泣いちゃってたお兄ちゃん。いろんなことがゆっくりマイペースで時々というか常に心配だった。避難訓練の時もゆっくり靴を履いてたマイペースぶり。そこがいい所でもあるんだけどね。
なんでいつもお薬飲んでるの？たまに私に聞くよね。
まだ君たちには話してないけどお母さん病気があって障害者っていうのなんだ。
実はお父さんも同じ障害者なんだよ。お母さんは躁うつ病という病気を持っているんだ。お父さんと結婚して一年経った時に安心して妊娠できるようにお薬をだんだん減らしていったんだよ。
始めてから順調にお薬を減らせていけて減らした状態で少し時間を置いてから赤ちゃんを妊娠したんだよ。
初めての妊娠は戸惑うことばかりだったけど妊娠が分かった時は病院で思わずにやけちゃうくらい幸せを感じたのを鮮明に覚えてる。
陣痛は想像の100倍痛かったけど赤ちゃんに会えると思ってお母さん頑張った。
でも本当に大変なのは産まれてから。産後、ホルモンの関係で全く眠れなかった。赤ちゃんが泣いてるのを抱っこしてひたすらあやしてたら看護士さんが来てお腹が空いてるんですよとミルクをあげてくれた。お母さんは赤ちゃんがお腹空いて泣いてるって最初は全然分からなかったんだ。
母乳は出たけど一滴も赤ちゃんにはあげられなかった。妊娠には影響ないけれどお薬は減らした状態で飲み続けてたから。お母さんの母乳をあげたらお薬の成分が赤ちゃんに入ってしまうと先生に止められていたんだよ。
赤ちゃん産んですぐ分娩台で母乳を止める薬を飲んだのが印象的だったかな。
胸はパンパンに腫れて保冷剤で冷やすとちょっぴり痛みから解放されて常に胸を冷やしてた。
母乳止める薬を飲んでも母乳は完全には止まらなくて出てきちゃうからティッシュを何枚も重ねて胸にあててた。
産後は胸の痛みもあってほとんど眠れない入院生活だったのを覚えてる。
母乳は出るけどあげられない。みんな母乳なのにお母さん一人ミルクをあげてる。
歯がゆくて辛かった。
赤ちゃんは3610gで髪の毛がふさふさで会う人みんな大きいですねってびっくりしてたよ。でもお母さんにはとっても小さく感じて抱っこすると壊れそうな気がしてた。
赤ちゃんがしゃっくりしたのにびっくりしてお母さんナースコール押しちゃったんだよ。可笑しいでしょ？ナースコール押したのはそれが最初で最後。本当に何もかも初めてでおっかなびっくりだった。
やがて弟が産まれてお兄ちゃんになったね。
最初はヤキモチ妬いてたけど誰も何も教えてないのに弟のお世話して立派なお兄ちゃんになったね。
周りの人から兄弟仲良しですねって言われるの本当に嬉しいんだよ。
今ではお兄ちゃんは小さいお父さん。
次男もお兄ちゃんの言う事をお母さんよりもお父さんよりも聞く気がするよ。優しく語りかけて弟を諭してあげる優しいお兄ちゃん。
いつも頼りっぱなしだね。
たまにはお兄ちゃん休憩してお母さんに思いっきり甘えてね。
ずっと病気で不眠に悩んでいたけど赤ちゃん産んでから毎日くたくたで疲れてぐっすり眠れるようになった。
正直病気で苦しんだより、育児の方がはるかに大変だけれどお母さんにたくさんの元気をくれているよね。
今は育児に家事に仕事にとバタバタの毎日で夜は布団に入った途端に寝てる気がする。不眠なんて吹っ飛んじゃった。
でも忙しくてバタバタな毎日が生きてるってヒシヒシと体で感じるよ。
お母さんは君たちに生かされてる。私の存在に意味を与えてくれてありがとう。ずっとずっと私の光。
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