高橋 明日実さん 004 | 第3回ぐるっとママ懸賞作文RSS元

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

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2024.09.20

高橋 明日実さん 004

産まれてきてくれてありがとう。 〜神様からの贈り物〜
〜神様からの贈り物〜 パパやママは中々子供が授かる事が出来ず悩んでいた。そんな時に貴方は私達の所に来てくれた。私達を選んでくれてありがとう。三人で毎日楽しく暮らす事が出来てとても幸せ。パパやママに幸せを作ってくれてありがとう。


産まれてきてくれてありがとう。あなたが私のお腹に来てくれるまで、私の中で日々葛藤があった事をここに記そうと思います。

今から2年前、私は不正出血のため婦人科を訪れた。その時にエコーをして医師に言われた言葉が衝撃的だった。
「子宮が多嚢胞かもしれない。子供が出来ずらいから、ホルモン治療しないと厳しいかも。年齢的にも卵子が少ない。早く不妊治療の病院で診てもらった方がいい。もし、妊娠しても普通の個人病院では出産が厳しい。」
と言われた。
その当時は、バセドウ病という病気を患っていたため、薬を長期に服用していた。
薬の副作用で、不妊になるリスクもあるという事も指摘されてしまった。
バセドウ病を患っている事もあり、コロナワクチン後、連発の不整脈が出てしまった。連発が持続すると心不全になるリスクと言われ、アブレーションを受けに行った。
実際に受けたが急に不整脈が出なくなってしまい、治療する事が出来ず、未だ再発する恐れがある。
私の中ではショックだった。普通の方法では子供が出来ない、女としての機能がないのかと思うと虚しさで一杯だった。
私は、この事をふとした時に思い出す事があり、その度に辛い気持ちなった。
このままでは、自分を保つ事が出来ないと思い、言うのはとても辛かったが、母親に打ち明けることにした。
「もしかしたら、自然に妊娠するのが、難しいかもしれない。今飲んでいる薬の事もあるし。仕事的にも夜勤をやっていてハ-ドな分、妊娠しずらいのかもしれない。もしかしたら、孫を見せてあげられないかもしれない。ごめんなさい。」
と伝えている最中、母親に申し訳ないという気持ちと女性として機能が果たせてないという想いで、沢山の涙が溢れてきた。
医師より、上記の事を告げられた為、不妊治療の病院へ足を何度か運んだ。
タイミング法を実施するも中々出来ず、夫とは喧嘩も増えた。
私の中でも年齢の焦り、夫に対して、申し訳なさを感じた。
夜勤をしていた事もあり、夫とは週ニ回程しか会わず、会話も減り、一緒に食事もしなくなっていった。
家で夫と顔を合わせると、自分を責めてしまう。
月日は経ち、夫から、「子宝で有名な神社で祈祷してもおう!」との提案があった。私は、神頼みしても出来る筈ないと、全く信じていなかった。今思えば、相当自暴自棄になっていたと思う。
夫に連れられて、その子宝で有名と言われている神社に行き、祈祷をしてもらい、神社でもらった子宝に恵まれる石を、寝室に祀った。
この石は、毎日撫でながら、子供が欲しいと思うことで叶うと言われている。
私は、全くと言っていいほど信用していなかったので、気が向いた時にだけ触ってお祈りをしていた。
だが、夫は毎日石を丁寧に撫でて、一生懸命お祈りをしていた。
それを見ていると、更に私は、子供が出来にくい体に不甲斐なさを感じていた。
それから1ヶ月後、なんとタイミング法だけで我が子を授かる事が出来た。
奇跡としか言いようがなかった。
まさに、神からの贈り物だと思った。
夫とは、泣きながら喜びあった。
子供をお腹に授かってからの生活は、今思えば、産まれて来てくれる楽しみが強く、毎日が楽しみでしょうがなかった。
月日は流れ、旦那が夜勤明けで帰宅して直ぐに破水した。この子は、夫の帰りを待ってくれていたんだと感じた。
予定日より、2週間早かったが、元気な男の子が産まれた。
産まれたばかりの息子はとても小さく、泣いてる姿、仕草全てがとても愛おしかった。
出産する時、夫は夜勤明けにもかかわらず、ずっと側に居てくれた。
眠い中、出産に立ち会ってくれた夫に対しても感謝で一杯だった。
最後に現在バセド病、不整脈の再発がなく過ごす事が出来ている。
息子が産まれてから、三人で笑顔で毎日入れる事がとても幸せである。私達夫婦に幸せを分けてくれてありがとう。

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