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「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

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もちふさん 075

生まれながらにして親思いの娘へ    
いつもママを励ましてくれてありがとう   


妊娠中、安定期を過ぎた辺りで突然妊娠糖尿病になりました。

それまでどんな些細なことも気をつけていたので、それは私にとってとてもショックなことでした。
家から徒歩10分以内で行ける場所も体調が悪くなりお迎えが必要になるほど悪化してしまい、出産するまで総合病院に入院することになりました。

入院している最中は、妊娠糖尿病になったことに対して医学的知識が少なかったですし、医師や看護師の方々に励まされても何がいけなかったのだろうと朝から晩まで自分自身を責める日々でした。

ある日、泣いているとポコンとお腹に中にいる娘が蹴って合図してくれて「ママ、大丈夫だよ、私は元気いっぱい」
と励ましてくれたように感じて、娘のために体調をなんとか整えて無事に産まなければと思えるようになりました。

血糖値を測ることやインスリンの自己注射をすること、食事の量の管理は最初はただただ辛かったのですが、娘のことを考えれば前向きに取り組めるようになりました。

数値が落ち着き体調が整い、朗報がありました。
一時退院してもよいとの許可が出ました。

その日は久しぶりに早く寝ることができました。
あまり夢を見ないほうなのですが、夢を見ました。
それは出産する夢でした。
安産です。と言われホッとし元気よく泣く娘を見てほほえんだところで目が覚めました。

一時退院する日だったので、母が迎えに来てくれて荷物をまとめる準備の最中、今まで感じたことのない痛みの波がじわじわときました。

なんだかおかしいと思い、お手洗いに行ったところなんとおしるしがきたんです。

じわじわときていた痛みの波も昼前にはだんだん強くなり、いよいよ陣痛となり夕方頃には痛みを逃すためなんとか息を整えたり医師や看護師の方々、主人や母に身体をさすってもらいどうにか耐えていました。

出産はその日の深夜、でした。
日付が変わる1時間前で、予定日より早く産まれましたが、元気よく泣いてホッとしました。

出産直後で頭がボーッとしていましたが、夢と似ていると思いました。
きっと娘が夢の中で今日のことを教えてくれたのではとふと頭によぎり、
感動でまた涙が溢れました。


一時退院していたらすぐに病院に戻らなければならなかったし、
日付が変わった後だったら、また私自身も検査をしなければならないところを
娘が私を守ってくれたのだと感じました。

思わぬ入院生活となり泣いていた日々を娘はお腹の中で知っていて、ママの私にどうにかしてあげなくてはと思ってくれたんだと。

娘を妊娠したとき、守らなければと決意したつもりが気付いたら私は娘にいつも守られていました。

元気で優しくて笑顔が可愛くてやんちゃで走り回る娘を見守るたび、
出産したこの日の出来事を決してこれからも忘れずにいようと思います。

いつもママを守ってくれてありがとう。
これからもあなたがすくすくと育ってくれることを願っています。

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