秋の夜長、夜更かし不調にご用心 休日に2時間長寝 ② | 薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

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薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

2019.11.04

秋の夜長、夜更かし不調にご用心 休日に2時間長寝 ②



科学的栄養学No.78


秋の夜長、夜更かし不調にご用心 休日に2時間長寝②


◇眠りの効果を高めるために

 

まずは睡眠時間の確保から始めめましょう。

 

眠気が残るなら、休日は平日より最大で2時間程度、長く眠るといい。

 

2時間を超えて長く寝ると、体内時計のリズムが乱れて時差ボケ状態になる。

 

昼寝も効果的です。

 

午後の早い時刻に、15分以内で切り上げる。

2030分以上だと眠りが深くなり、目覚めに時間がかかる。

 

夕方以降のうたた寝は、夜の睡眠に影響するので避けましょう。

 

 睡眠のリズムを保つには、体内時計を乱さないことが大切だからです。

 

体内時計は体中にあり、ホルモンの分泌や自律神経の調節をつかさどります。

 

そこで重要な役割を果たすのが食事

 

朝に光を浴びると、脳の体内時計がリセットされて、しかるべき時間に眠気が出ることが知られている。

 

 夜に青い光を浴びると、体内時計を正常に保って眠りを誘うホルモン「メラトニン」が出なくなる。

 

特にパソコンやスマートフォン(スマホ)は青い光を放つうえ、検索などに熱中して興奮状態になり、覚醒しやすいので夜の使用は避けたい。

 

 食事には臓器の体内時計を調整する役割があり、最も重要なのは朝食

 

起床後2時間以内の朝食は臓器の体内時計をリセットし、体を活動モードにする。

 

特に、たんぱく質と糖質を合わせて取ると効果が高いとわかっています。

 

 寝る前の食事は、体内時計を遅らせて、生活が夜型になりやすくなる。

 

夕方以降のカフェイン摂取や寝酒も、睡眠の質を損なうので避けよう。

 

夜更かしをして夜食をとり、寝坊して朝食を抜くのはもってのほか。

 

秋の夜長を楽しむのは、ほどほどにしましょう。 

 

 

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