暑さを乗り切る栄養学④ | 薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

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薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

2019.08.08

暑さを乗り切る栄養学④


科学的栄養学 No.66

暑さを乗り切る栄養学④


◇今からでも間に合うサマーライフ食事編


栄養バランスをととのえるには「5色」の食材をそろえるのがコツです。

バランスのよい食事」が夏バテ予防には大切とわかっていても、実際に毎日のメニューを考えるのはとても大変です。

そこで簡単にできることとして、食材の色に注目していきましょう。

・白つの色で食材を選んで料理を作れば、自然と栄養バランスがとれていきます。

買い物のときに食材の色で選べば、栄養素を調べる手間もかかりませんし、簡単にできるので継続しやすいでしょう。

また、カラフルなメニューは見た目にも食欲が増し、食事の時間も楽しくなるはずです。

「酸味」を効果的に使って疲労回復を促すのがお勧めです。
 夏バテ予防の食事として「酸味」です。

酸味のあるレモンや梅干しなどをとると、疲労回復が促されます。
これは、レモンや梅干しに、エネルギー産生に必要なクエン酸が豊富に含まれているためです。食欲を増進する効果もあります。

 レモンは搾(しぼ)ってサラダなどにかけたり、搾り汁を水やお湯で割って飲んだりするとよいでしょう。梅干しはそのまま食べるほか、魚介や野菜に加えて煮ると、暑い日にもおいしい爽やかな味になります。

豚肉やうなぎに多いビタミンB1でスタミナアップ
 ビタミンB1は、糖質を分解してエネルギーに変える栄養素で、夏バテ対策に有効です。

ビタミンB群」は豆類や魚介類に多いのですが、ビタミンB1はやや特殊で、豚肉やうなぎに多く含まれています。

夏バテがひどくなりそうなときは、これらを食事に取り入れましょう。

ビタミンB1をとるときは、にんにく、にら、ねぎ類などと一緒にとると効果的です。

特有のにおいのあるこれらの野菜には、ビタミンB1の吸収を促すアリシンという成分が豊富に含まれています。

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