まこちゃんのママさん 089
産まれる前からありがとう
あなたが産まれてきたこと、元気に育っていること…悩んだことだって全てが人生の宝物だよ。これからも、ずっとずっと。
あなたが産まれてきたこと、元気に育っていること…悩んだことだって全てが人生の宝物だよ。これからも、ずっとずっと。
「おかあさん、いってきまーす!」
今日も元気に小学校へ出かけていった、もうすぐ9歳になる長男。慎重派で、なかなか自分を外に出す性格でなかったのに、最近はすっかりザ・小学生男子に育ちました。3兄妹の兄としても、弟や妹の遊び相手になったり、お世話をしたり…と喧嘩もしつつ優しいお兄ちゃんです。普段は気遣って出せないけれど、本当は一番の甘えん坊さん。弟や妹がいないとことではくっついてきたり、手を繋いできたり…まだまだかわいいお年頃です。人目のつくところは恥ずかしくなってきているので、こんなことをするのも今だけだなと有限であることを感じるようになってきました。
長男がお腹のなかにいるとわかってから、私自身の世界は大きく広がりました。知らなかったことを教えてくれて、私をお母さんにしてくれて、今も成長させてくれている一因は、間違いなく長男のおかげです。そして、周りの方々に支えられてきたからです。特に産休に入るまでは、小学校教諭として受け持った当時4年生の子供たちと一緒に元気にマタニティライフを送ることができました。子供たちは、まるでお兄さんお姉さんになったかのように愛情を注いでくれて、私に多くのことに気づかせ、教えてくれました。
「ぽこちゃん」。この名前は、当時お腹のなかにいた長男の胎児ネームで、クラスの子供たちと名付けて読んでいました。安定期に入り、受け持っていた子供たちに妊娠していることを伝えると、とても喜んでくれました。「おはよー!ぽこちゃん。」と毎朝お腹に話しかけえてくれる子供たちの列ができました。自分がお腹のなかにいたときのことを保護者の方に聞いてきて教えてくれたり、荷物を持ってくれたり、お腹の大きい私でも一緒に遊べる遊びを考えてきてくれて、クラス全員遊びをしたり…優しさに救われる毎日でした。
校外学習では、バスや電車でマタニティマークを見つけて「これ、先生みたいな妊婦さんが安心して過ごせる大事なマークなんよね?」とクラスのみんなで共有している姿を見て感動しました。「先生、ここ空いてるから座っとき!」と席を譲ってくれて、乗車していた周りの方にも褒めて頂きました。産休前日には、クラス全員で企画したサプライズパーティを開いてくれて、涙のお別れをしました。
子供たちが書いてくれたお手紙と、作ってくれたアロマキャンドルと…を持って出産に挑みました。「きっと予定日より遅れるね」と言われていたので、のんびり過ごしていたのですが、予定日の3日前の早朝に破水し、12時間一緒に頑張って産まれてきました。3530グラムの元気な男の子。とってもかわいくて、小さくて柔らかくて…愛おしくてたまらない存在に、分娩台の上で何度も「ありがとう」と泣きながら言ったことを覚えています。
出産した報告に、担任していた子供たちも大喜びしてくれたそうです。長男が3か月になったときに、「二分の一成人式」があり、そこで子供たちと長男が会うことができました。
あたたかく受け止めてくださった保護者の方々にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
長男が3歳になったときに、体内記憶を尋ねたことがあります。そのとき長男は「たくさんのお兄ちゃんとお姉ちゃんの声がずっと聞こえてたよ。でも、産まれたらお兄ちゃんとお姉ちゃんいなかったね。」とお話してくれました。聞こえていたんだなぁ、産まれる前から愛情をもらっていたんだなぁと感動しました。
お腹に感じた胎動、エコーで響く心臓の音、子供たちはじめ周りの方々の優しさ、一緒に乗り越えた夫。産まれてきてくれて…はもちろん、産まれる前からありがとうと伝えたいです。
今日も元気に小学校へ出かけていった、もうすぐ9歳になる長男。慎重派で、なかなか自分を外に出す性格でなかったのに、最近はすっかりザ・小学生男子に育ちました。3兄妹の兄としても、弟や妹の遊び相手になったり、お世話をしたり…と喧嘩もしつつ優しいお兄ちゃんです。普段は気遣って出せないけれど、本当は一番の甘えん坊さん。弟や妹がいないとことではくっついてきたり、手を繋いできたり…まだまだかわいいお年頃です。人目のつくところは恥ずかしくなってきているので、こんなことをするのも今だけだなと有限であることを感じるようになってきました。
長男がお腹のなかにいるとわかってから、私自身の世界は大きく広がりました。知らなかったことを教えてくれて、私をお母さんにしてくれて、今も成長させてくれている一因は、間違いなく長男のおかげです。そして、周りの方々に支えられてきたからです。特に産休に入るまでは、小学校教諭として受け持った当時4年生の子供たちと一緒に元気にマタニティライフを送ることができました。子供たちは、まるでお兄さんお姉さんになったかのように愛情を注いでくれて、私に多くのことに気づかせ、教えてくれました。
「ぽこちゃん」。この名前は、当時お腹のなかにいた長男の胎児ネームで、クラスの子供たちと名付けて読んでいました。安定期に入り、受け持っていた子供たちに妊娠していることを伝えると、とても喜んでくれました。「おはよー!ぽこちゃん。」と毎朝お腹に話しかけえてくれる子供たちの列ができました。自分がお腹のなかにいたときのことを保護者の方に聞いてきて教えてくれたり、荷物を持ってくれたり、お腹の大きい私でも一緒に遊べる遊びを考えてきてくれて、クラス全員遊びをしたり…優しさに救われる毎日でした。
校外学習では、バスや電車でマタニティマークを見つけて「これ、先生みたいな妊婦さんが安心して過ごせる大事なマークなんよね?」とクラスのみんなで共有している姿を見て感動しました。「先生、ここ空いてるから座っとき!」と席を譲ってくれて、乗車していた周りの方にも褒めて頂きました。産休前日には、クラス全員で企画したサプライズパーティを開いてくれて、涙のお別れをしました。
子供たちが書いてくれたお手紙と、作ってくれたアロマキャンドルと…を持って出産に挑みました。「きっと予定日より遅れるね」と言われていたので、のんびり過ごしていたのですが、予定日の3日前の早朝に破水し、12時間一緒に頑張って産まれてきました。3530グラムの元気な男の子。とってもかわいくて、小さくて柔らかくて…愛おしくてたまらない存在に、分娩台の上で何度も「ありがとう」と泣きながら言ったことを覚えています。
出産した報告に、担任していた子供たちも大喜びしてくれたそうです。長男が3か月になったときに、「二分の一成人式」があり、そこで子供たちと長男が会うことができました。
あたたかく受け止めてくださった保護者の方々にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
長男が3歳になったときに、体内記憶を尋ねたことがあります。そのとき長男は「たくさんのお兄ちゃんとお姉ちゃんの声がずっと聞こえてたよ。でも、産まれたらお兄ちゃんとお姉ちゃんいなかったね。」とお話してくれました。聞こえていたんだなぁ、産まれる前から愛情をもらっていたんだなぁと感動しました。
お腹に感じた胎動、エコーで響く心臓の音、子供たちはじめ周りの方々の優しさ、一緒に乗り越えた夫。産まれてきてくれて…はもちろん、産まれる前からありがとうと伝えたいです。
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