MIZUKIさん 070
570gで生まれた超おてんば元気娘
生まれてきてくれてありがとう。あなたはたくさんの困難を乗り越えた奇跡の子であり、私たちにとってかけがえのない存在だという事。
現在3歳の超おてんば元気娘の出産についてお話しします。
当時、妊娠23週。
そろそろ安定期に突入し、これからマタニティライフを楽しむぞ!とマタニティスイミングやヨガに参加しようと検討していました。
上の子(当時1歳半)を妊娠中の時は、何もトラブルなく、順調に妊娠•出産を経験しました。
だから2人目もそうだと思ってしました。
まさか、自分がこれからこんな経験をするなんて1ミリも思っていませんでした。
いつものように1歳半の息子を寝かしつけていると突然腹部に違和感を感じました。
「わぁ。なんか嫌な予感。」
急いでトイレに向かうと体内から流れ出る水が止まりません。
まさかの破水をしてしまったのです。
寝ている息子をそのまま義母に託し
私はそのまま急いで病院に向かいました。
そしてそのまま緊急入院することになりました。
トイレ以外は絶対安静。
寝ている息子に何も言わずに置いてきてしまった事。そして、突然の破水。これから私はどうなるの?お腹の子は助かるの?
今までで経験した事ない不安に襲われました。
入院して2日後、やっと息子がお見舞いに来てくれ会うことができました。
病室のドアの影からそっとこちらを覗く、息子。
次の日起きたら、突然母親がいなくなってたのだから、本当に辛かったと思います。ごめんね。
でも、病室にいる私の姿を見て小さいながらに何かを感じているようでした。
「ママ…」
そう言って駆け寄ってきた息子の姿は今でも忘れられません。
入院中は婦人科、小児科から23週で生まれるリスクについて(生存率、合併症、障害について)説明を沢山受けました。手が痛くなるほどの書類にサインをしました。
「どうか1日でも長くお腹の中にいてください。どうかこの子を生かしてくだい。」
ただただ祈る事しかできませんでした。
そして入院4日後(23週4日)、朝から少しずつ陣痛が始まりその日の19時に帝王切開で生む事が決まりましたが、夕方になるにつれ点滴も効かなくなり陣痛も短く、強くなってきました。あいにくその日は祝日で、手術を行う医師が揃うのを待つ必要があり、早める事ができませんでした。
18時50分、手術室に移る直前に産気付き、先生も看護師も大パニックの中、自然分娩で570gの小さな小さな女の子を出産しました。取り上げられた娘はすぐに保育器に入れられ処置を受けてました。一瞬だけ小さな手に触れる事が出来ましたが、すぐに別室に運ばれていきました。
あまりにも突然の出来事で心も体もついていかず「なんて事をしてしまったのだろう」と分娩台で泣きながら、ただただ娘の無事を祈りました。看護師さんからはおめでとうございますと声をかけられますが、「これはおめでたい状況なのかだろうか」とても辛い出産となりました。
数時間後、NICUでやっと娘に会う事ができました。保育器の中には沢山の管に繋がれた娘の姿がありました。「こんな状態で産んでしまってごめんね。」しばらくは自分を責めてばかりでした。出産した事も家族以外には報告できずにいました。
私は毎日毎日欠かさず、母乳をもって娘に会いにいきました。娘の姿を見るまでは「今日も元気かな?」不安な気持ちで病院に向かってました。
でも小さな手で握り返してくれたり、綿棒の先に染み込ませた母乳をハムハム吸う姿を見て、一生懸命生きようとする娘の力強さを感じました。
小さいながらに一生懸命生きようとする娘の姿に私が元気づけられ、ちょっとずつ前向きに面会に行けるようになりました。
娘が生まれて数ヶ月後にはコロナが流行し、徐々に面会制限が厳しくなってしまいました。色々と厳しい状況でしたが、いくつもの波瀾を乗り越え、約半年の入院期間を経て無事退院する事ができました。
本当にたくさんの人に助けてもらって娘は大きくなれました。医療従事者、支えてくれた人にはとても感謝しています。本当にありがとうございます。
その後娘は順調に成長し、今では超おてんば娘になりました。何事にも臆せず挑戦する娘をハラハラドキドキしながら、少し口うるさく言ってしまう母ですが、こんなに素敵な未来が待っていたなんてあの日には想像もできませんでした。
妊娠、出産は奇跡の連続で、あんなに小さくてか弱かった娘がこんなに立派に大きく成長してくれて、本当に嬉しく思います。
ママのもとに生まれてきてくれて、私たちを家族に選んでくれて、立派に成長してくれて本当にありがとう。あなたからは命の尊さや生命力の凄さ、奇跡は起きる、本当にたくさんのことを学びました。そして、母親としても成長させてもらいました。
いつか娘が大きくなって、生まれた時の話をする時、たくさん頑張ってきたNicu 時代の写真と共に、たくさんの人に支えられて大きくなったこと、かけがえのない存在である事、奇跡の子だという事を伝えていきたいと思います。
毎日育児をしているとあの時の事を忘れてしまいがちですが、生まれてきてくれて本当にありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。あなたはたくさんの困難を乗り越えた奇跡の子であり、私たちにとってかけがえのない存在だという事。
現在3歳の超おてんば元気娘の出産についてお話しします。
当時、妊娠23週。
そろそろ安定期に突入し、これからマタニティライフを楽しむぞ!とマタニティスイミングやヨガに参加しようと検討していました。
上の子(当時1歳半)を妊娠中の時は、何もトラブルなく、順調に妊娠•出産を経験しました。
だから2人目もそうだと思ってしました。
まさか、自分がこれからこんな経験をするなんて1ミリも思っていませんでした。
いつものように1歳半の息子を寝かしつけていると突然腹部に違和感を感じました。
「わぁ。なんか嫌な予感。」
急いでトイレに向かうと体内から流れ出る水が止まりません。
まさかの破水をしてしまったのです。
寝ている息子をそのまま義母に託し
私はそのまま急いで病院に向かいました。
そしてそのまま緊急入院することになりました。
トイレ以外は絶対安静。
寝ている息子に何も言わずに置いてきてしまった事。そして、突然の破水。これから私はどうなるの?お腹の子は助かるの?
今までで経験した事ない不安に襲われました。
入院して2日後、やっと息子がお見舞いに来てくれ会うことができました。
病室のドアの影からそっとこちらを覗く、息子。
次の日起きたら、突然母親がいなくなってたのだから、本当に辛かったと思います。ごめんね。
でも、病室にいる私の姿を見て小さいながらに何かを感じているようでした。
「ママ…」
そう言って駆け寄ってきた息子の姿は今でも忘れられません。
入院中は婦人科、小児科から23週で生まれるリスクについて(生存率、合併症、障害について)説明を沢山受けました。手が痛くなるほどの書類にサインをしました。
「どうか1日でも長くお腹の中にいてください。どうかこの子を生かしてくだい。」
ただただ祈る事しかできませんでした。
そして入院4日後(23週4日)、朝から少しずつ陣痛が始まりその日の19時に帝王切開で生む事が決まりましたが、夕方になるにつれ点滴も効かなくなり陣痛も短く、強くなってきました。あいにくその日は祝日で、手術を行う医師が揃うのを待つ必要があり、早める事ができませんでした。
18時50分、手術室に移る直前に産気付き、先生も看護師も大パニックの中、自然分娩で570gの小さな小さな女の子を出産しました。取り上げられた娘はすぐに保育器に入れられ処置を受けてました。一瞬だけ小さな手に触れる事が出来ましたが、すぐに別室に運ばれていきました。
あまりにも突然の出来事で心も体もついていかず「なんて事をしてしまったのだろう」と分娩台で泣きながら、ただただ娘の無事を祈りました。看護師さんからはおめでとうございますと声をかけられますが、「これはおめでたい状況なのかだろうか」とても辛い出産となりました。
数時間後、NICUでやっと娘に会う事ができました。保育器の中には沢山の管に繋がれた娘の姿がありました。「こんな状態で産んでしまってごめんね。」しばらくは自分を責めてばかりでした。出産した事も家族以外には報告できずにいました。
私は毎日毎日欠かさず、母乳をもって娘に会いにいきました。娘の姿を見るまでは「今日も元気かな?」不安な気持ちで病院に向かってました。
でも小さな手で握り返してくれたり、綿棒の先に染み込ませた母乳をハムハム吸う姿を見て、一生懸命生きようとする娘の力強さを感じました。
小さいながらに一生懸命生きようとする娘の姿に私が元気づけられ、ちょっとずつ前向きに面会に行けるようになりました。
娘が生まれて数ヶ月後にはコロナが流行し、徐々に面会制限が厳しくなってしまいました。色々と厳しい状況でしたが、いくつもの波瀾を乗り越え、約半年の入院期間を経て無事退院する事ができました。
本当にたくさんの人に助けてもらって娘は大きくなれました。医療従事者、支えてくれた人にはとても感謝しています。本当にありがとうございます。
その後娘は順調に成長し、今では超おてんば娘になりました。何事にも臆せず挑戦する娘をハラハラドキドキしながら、少し口うるさく言ってしまう母ですが、こんなに素敵な未来が待っていたなんてあの日には想像もできませんでした。
妊娠、出産は奇跡の連続で、あんなに小さくてか弱かった娘がこんなに立派に大きく成長してくれて、本当に嬉しく思います。
ママのもとに生まれてきてくれて、私たちを家族に選んでくれて、立派に成長してくれて本当にありがとう。あなたからは命の尊さや生命力の凄さ、奇跡は起きる、本当にたくさんのことを学びました。そして、母親としても成長させてもらいました。
いつか娘が大きくなって、生まれた時の話をする時、たくさん頑張ってきたNicu 時代の写真と共に、たくさんの人に支えられて大きくなったこと、かけがえのない存在である事、奇跡の子だという事を伝えていきたいと思います。
毎日育児をしているとあの時の事を忘れてしまいがちですが、生まれてきてくれて本当にありがとう。
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