2024.04.30
ひきこもり「8050問題」に思う
ひきこもりの人と高齢の親の問題が深刻化している、いわゆる「8050問題」。
この言葉は親が80歳、子どもが50歳というところからきている。
厚生労働省が自治体に向けて初めて策定する指針の骨子がわかった。
今頃か・・。というのが私の思いだ。
というのは今から25年位前、このひきこもり問題は社会問題になっていた。
私の記憶で間違いなければ、国はこのひきこもりが増加していることに沢山の税金を投入し、
ひきこもりのための施設に対し、補助金を与えていて施設新設は流行りだった。
しかし、あの施設は今は影も形もない。
あの頃の青年が25年の時を経て、今も同じようにひきこもりのままだ。
なぜ、この件を詳しく覚えているかというと2つある。
1.会社を立ち上げた頃でひきこもり支援の施設から、20歳の青年を採用した→継続雇用は出来なかった。
2.私の親戚に8050問題が当てはまる親子がいる。
上記のうちで1.の施設についてはその後どのようになっていったのかはわからない。
2.は団塊の世代の父親とその息子が当てはまり、長年その親子を見てきた。
当時、その青年は大学を卒業して一回も就職せずにひきこもった。
何度か、話をしてみた。
私「どうして働かないの?」
彼「今までずっと親の言いなりに生きてきた。だから今は親への復讐をしてる」
そんな会話をしました。
今、政府はひきこもっている子どもに対して「問題解決型」から「寄り添い型」へ転換すると言っている。
長年、上記の親子を見てきているが確かに父親は子どもの話を聞かずに命令だけだった。
彼の友人まで口出ししていた。もちろん就職先も親が決めていた。
ひきこもりの原因は複合だとは思うが、私は子どもに寄り添うのではなく、親に寄り添ったほうが良いのではと考えている。
たいがい、子どもは普通だ。問題は親にある。とみている。
「親が変われば子が変わる」という言葉を聞いたことがあるがまさしくその通りだ。
「私の言うことを聞いていれば良いのだ」の育て方をしていなかったか?
その繰り返しは「何をやっても認めてもらえない」が重なり、諦めと自信喪失になる。
80歳になる親が変わるはずはない、すでに手遅れだ!!と思いますが、生きている限り、手遅れではない。
今からでも遅くはない、子どもの話を聴いて認めて励ます。
ぜひ、そのようなカウンセリングを受けてほしい。
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